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9月 8, 2009
fujita

ルビクラウド誕生物語~第7話最終回~ASPサービスを目指して

そんな紆余曲折を経て、ルビクラウドは2009年7月1日より正式お申し込みを開始させていただきました。
手作り感満載でスタートしたサービスですが、DTPオペレーションを少しでも省力化でき、お客様にご満足いただきたい一心でこれまでも、これからもサービスを続けていきます。

お客様のために、ルビクラウドをもっともっと使いやすいサービスにしていきたい。
そのために、スタッフは日々ツールのバージョンアップやサイト周りの使いやすさを追求していきます。
ASPサービスを目指して―――。

DTP制作は、常に効果(メディアとしての価値づくり)と効率(制作コスト削減)のせめぎ合いです。
私達CTEは、ルビクラウドのような作業省力化ツールの提案を通じて、結果的に全てのDTPオペレーションをスマートにしていきたいと思っています。
決してオーバースペックでない、お客様の「お困りごと」の本質のみを射抜くような仕事をしていきたいのです。
往々にしてありがちな「お客様を自社製品の枠まで拡げさせて、無理やりはめるような提案」ではなく、「お客様の枠に我々がはまり、枠内で収まる提案」を行っております。
これからも、DTPをはじめとするあらゆるメディアコンテンツ制作の「かゆいところ」に手が届くような、そんな会社であり続けます。
今後とも何卒「ルビクラウド」を、CTEを、ご愛顧くださいますようお願い申し上げます。

株式会社シーティーイー代表取締役社長 藤田陽司

★☆ルビクラウド、これからもルビ振りのおともに☆★
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9月 1, 2009
fujita

ルビクラウド誕生物語~第6話~「予算がない!」

「るび振りツールはASPサービスとして販売したい」
という『松コース』の意見が社内では多かった。
そこで、専門の業者さんに見積もりを取ったところ、当初想定からかけ離れた数字が出てきた。

「・・・予算が足りない!」
というよりも、本音を言ってしまうと、初期費用としては人件費以外の予算は捻出できない。
これも、月額をできるだけ低く抑えて皆さんに安さを実感していただくためだ・・・。
さてさて、どうするか。

しかし、こうやって悩んでいるときにも、ルビ振りでお困りのDTPデザイナーさん、オペレーターさんは今日も残業や徹夜をしているのだ。
時間はない。何とか出来るだけ早くお役立ちしたい―――。

「よし。では、いったん梅コースで行こう!
しかし梅コースのままでは終わらない!
このツールは、使っていただけばいただくほど、もっと使いやすいように成長する、『成長体感ツール』にしよう!」

つまり、梅コースの状態でユーザー様がこのツールの価値を認めていただけるのであれば、その分御申し込みが増えるはず。
ならば、頂戴した月額がASPサービス立ち上げに要する額へ達すると見込めたときに、梅コース→竹コースへ。
目標額に達したときに竹コース→松コースへ成長し、ユーザー様へもっと便利さを感じていただこう!!
ということとなった。

(しかし、「御客様のためにも、初期投資はしない」と私が言い張る中で、プロジェクトのメンバーは本当にお金を使わずに頑張ってくれました。
使ったのは、「ルビクラウド」の商標登録にかかる費用と、その手続きのためにお役所へ行った交通費くらいです。
手前味噌ながら、この場を借りて感謝しておきます)

(次回に続く)

★☆ルビクラウド、多くのご利用をいただいております☆★

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8月 25, 2009
fujita

ルビクラウド誕生物語~第5話~「Webサービスとして売る」という決断

「では、るび振りツール商品化会議を開きます。今日決めることは、最適な商品販売形態とタスク、スケジュール、発売日です」
プロジェクトリーダーのU女史は言った。

「待ってくれ、ネーミングの検討も今回の会議に入れてくれ!(『るび振りくまさん』はさすがに…)」
「それは次回にします(きっぱり)」
「うっ…!」

第1回目の会議で決まったことは、
オーバーフローチェッカーのようにCDで販売するのではなく、より安い原価を目指すため、インターネットとメールでの販売をしていく
ということ。

・松コース
ASPサービスとして、クレジットカード決済(ほとんど自動)

・竹コース
ASPではないが、クレジットカード決済(半分手動)

・梅コース
ASPでなく、銀行振込み(完全手動)

初期投資をつぎ込むか、あくまでお客様の反応を見て投資をするか、の判断。
私としては、ASPサービスを立ち上げることくらい、今のご時世楽勝でしょ、という認識があった。

しかし、現実はそう簡単には行かなかったのである―――。

 (次回へ続く)

☆★ルビクラウド、これからも便利にしていきます!★☆

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8月 18, 2009
fujita

ルビクラウド誕生物語~第4話~ 「徹夜がなくなった!」一言で商品化を決定!

出版系のDTP・印刷会社は、月の業務量のアンダーピーク曲線がどの会社もほとんど同じカーブになる。
プリプレス部門の下版日程がどうしても15~20日、または月末に重なってしまうのである。
これは、多くの月刊誌の発売日がバラけない限り、この重なりは印刷・DTP会社の宿命なのだ。
重なってしまったものは、どうしても「徹夜作業/深夜残業」で賄うしかないのがこれまでの現実であった――――。

ある日、私藤田のもとへ一つの報告が来た。
「るび振りツールのおかげで、とっても手間が省けました。繁忙期の徹夜作業が無くなりました!」

「えっ?」

…一瞬、頭が真っ白になった。
そして、全身から喜びがわき出てきた。

「やった、やったぞ鎌田さん!!」
鎌田も驚きの表情のあと、人の良さそうな笑顔を浮かべ、
「そうですか! よかった!!!」
と、二人で喜び合った。

すると、後ろから営業Hが一言。
「ふふふふふ・・・。 やはり便利でしょ。
商品化しましょうよ。『るび振りくまさん』として」

「・・・。」
私は再び脱力しかかったが、
「それは・・・、確かに良いことなのかも知れない・・・。
DTP・印刷業界で『イラレでのルビ振り』は長年本当に敬遠される作業だった。
そんな大変な作業を自動でできるとなれば、業界の徹夜を少しでも減らせるのではないか。
つまりこれは、社会貢献まではいかないかもしれないが、『業界貢献』にはなるのではないか?」

その後早速、「るび振りツール商品化会議」が開かれたことは言うまでもない―――。

(次回へ続く)

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8月 11, 2009
fujita

ルビクラウド誕生物語 〜第3話〜 熱い想いが形になった

「これをここにつなげれば・・・よし、いっちょ完了!」
開発者Kこと鎌田幸雄は、「ユーザーのニーズ」と「自身のアイディア」をくっつけて形にするのがとてもうまい、秀逸な人物だ。
「イラストレーターで自動ルビ振り、頼みます!」
という営業Hからの無茶なオーダーでも「無理だよ、それ」とは決して言わず、「これは、まず日本語素解析ツールを使って云々・・・」というように、頭の中で完成イメージがすぐに構築できてしまうようなニクい男だ。

・・・そして、パイロット版が完成した。
何と、オーダーからパイロット版の完成まで、一ヶ月もかかっていないスピード開発だ。

早速オペレータSが、実際の使い勝手をチェック!
試用を始めてものの数分で、オペレータSは使用方法をマスター。

イラレにルビがきれ~いに振られていく様を見ながら、
「おお、おおっ、これは・・・、これはすごいっ!!」と悦びの雄たけびをあげた。そして、何かとてつもないことが起こる予感がした・・・。

いくつかの不具合を修正し、早速、このルビ振りツールは実際の戦場で使用されることとなる――――。

(次回へ続く)

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8月 4, 2009
fujita

ルビクラウド誕生物語 〜第2話〜 オペの願いが開発Kを動かした!

(第1話からの続き)
オペA「今月も徹夜なのか・・・汗」
オペB「ぶつぶつ言わず、手を動かせよっ!」
オペA「んなコト言ってもよう・・・。 このルビ振り作業、誰か自動化してくんねーかなー」
営業H「んー 開発のKこと鎌田さんなら自動化できるんじゃないすか? ボク頼んでみますよ!」

こんな会話の中から、製品化された「ルビクラウド」のアイディアは生まれた。

営業Hは、その発想力(妄想力?)で
(インターネットを利用したサービスになると、たくさんの人に利用してもらえるぞ。
ルビを振るのはくまさんで、オペレータが自動ルビ振り完了を待っている間、
くまさんを見ると癒されるだろうなあ・・・)
と、どんどんアイディア(妄想)を膨らませたのだ。
「社長! このサービスの名前『るび振りくまさん』にしましょう!!」
という、必要以上にとっても可愛い名前を提案するまでにいたり、私は少し脱力したのを覚えている。

しかし営業Hは、一向に構う素振りを見せずどんどん前へと進んでいった。
事実、そんな妄想をしているように見えるが、現実を見据えた行動を起こし、
ルビ振りツールの必要性を熱く開発Kこと鎌田へ説いたのだ。

開発者K、鎌田は少し考えた、そして・・・
「できる! ・・・できるぞ!! やってやるぞ〜!!!」
と立ち上がった。

ここに厳しい現実から目をそらさず、解決に向けて立ち上がったメンバーたちのドラマが幕を開けた。

(次回へ続く)

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7月 28, 2009
fujita

ルビクラウド誕生物語 〜第1話〜 今月も徹夜なのか・・・

組版オペレーション業務で一、二を争う面倒な作業、それが「総ルビ振り」だ。
単純にルビを振ればいい訳ではなく、日本語書体での文字組版をきれいに見せるには、ルビの組み方にもいろいろと決まりごとがある。
その決まりごとを一つ一つ適用させつつ調整していくという、ひたすら地味な作業がルビの数ほど待っているのである。

インデザインやクォークは、その辺がある程度使いやすくなってはいる。
が、少年アニメ・コミック誌の巻頭カラーページはその多くがイラストレーターで作成されており、組版オペレーターも支給されたイラストレーターで組版を行うしかないのである。
イラストレータは、今まで便利なルビ作成ツールが無かった。そんなの出来ない、というのが大半のDTP業界の意見だった。

少年誌校了直前の入稿ともなると、印刷機が口を開けて今か今かと待っている状態の中、DTPオペレーターは徹夜してルビと格闘することになるのだ。

「今月も徹夜なのか・・・汗」

(次回へ続く)