2026年5月。ゴールデンウィークの喧騒が過ぎ去り、初夏の柔らかな風が吹き抜ける季節となりました。皆様、この歴史的な連休はいかがお過ごしでしたか。
この一週間を挟むわずかな期間で、日本経済は「劇薬」を投与されたかのような激震に見舞われました。5月7日、日経平均株価は史上初の6万2000円台を突破。終値は6万2833円と、一日の上げ幅が3320円に達する歴史的な高騰を記録しました。その熱狂は日本に留まらず、米国市場のS&P500や韓国のKOSPIも史上最高値を塗り替えるなど、まさに世界同時株高の様相を呈しています。
一方で、為替市場では4月30日に1ドル=160円台後半という断崖を記録しました。政府・日銀による4〜5兆円規模とされる円買い介入によって一時155円台まで急騰したものの、その後も円安圧力は止まりません。なぜか。その背景には、中東情勢の緊迫に伴うエネルギーリスク、そして米国の深層に流れる「ある種の強迫観念」が横たわっています。私たちは今、昨日までの常識が朝食の時間には書き換えられているような、指数関数的な加速の渦中にいます。