2026年7月20日 | #てらすラボ

2026.07.09 てらすラボ 「自己効力感の魔力」

合コンでの誘い方による心理的効果を探る。自己効力感がどのように参加意欲を高めるかを考察します。

数年前まで、ぼくは「合コン」という名の社交界に、しばしば招待を受けていた。そんなとき、友人のお誘い文句としては、次のようなパターンがある。

「今度の金曜に楽しい飲み会があるから、来ない?」

「今度の金曜、飲み会盛り上げに来てくれない?」

前者だと、なぜかちょっとおっくうな気持ちになって、「あ、その日?ちょっとなー」などと、もったいをつけたくなる(結局参加はする)。しかし不思議なことに、後者だとがぜん前向きな気持ちになり、トークの切れ味に磨きをかけて、参加したくなる。

これが「自己肯定感」ならぬ「自己効力感」だ。

心理学者バンデューラが提唱した概念で、平たく言えば「自分の行動が何かを変えられる」という感覚のことだ。

「楽しい飲み会がある」と言われても、ぼくは大勢の中のワンオブゼムでしかない。でも「盛り上げてくれ」と言われた瞬間、ぼくは「いなければ場が成立しないかもしれない」という微妙な存在に格上げされる。