目に見えない数値のズレ
今更ながらですが、QuarkXPress(以下、QX)のちょっとした
不具合に気がついたので、頭の片隅とこざくらの小ネタへメモ記載です。
QXからPSやEPSをデフォルト機能で書き出しをする際、
既存作成サイズより若干大きかったり小さかったりするのは、
DTPに携わる方は周知の事実だと思います。
例えば、A4ドキュメントサイズ210×297で作られたものも、
たいてい209.75とか210.11など半端な数値になるのです。
(バージョンによっては改善されているかもしれませんが、
今回試したQXは、DTP業界では未だよく使われているver.3.3と4.0です)
それが、単ページと見開きでも書き出しサイズが変わってしまう!
という事に最近気がつきました…。
特に見開き、左ページと右ページでも違うというのはホント謎です。
部署の同僚に聞いてもみんな知らなかったので、
きちんと認識されている方は少ないかと思います。
社内のオペレーターと話してみての結論(推測)ですが、
「QXの数値計算がポイント計算だからでは?」ということに落ち着きました。
(ちなみにQXからInDesignへ移行する際のズレや
たまに起こる自動組版でのズレも同じ理由かと思います)
EPSでの書き出しは、いまだにけっこう需要があるのですが、
現状の対応としては、再度その書き出しデータを
別のアプリケーションでリサイズするしかなさそうだし、
他の場合においても、誤差確認は必須項目なようです。う〜ん…(U)
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これはEPSのBoundingBoxの仕様だと思いますよ。
BoundingBoxは元々整数のポイント値で指定するものです。
現在はHiresBoundingBoxが追加され次数による指定ができますが、これは1999年に追加されたコメントなのでそれ以前のアプリケーション、RIPではサポートされていません。
http://www.adobe.com/devnet/postscript/pdfs/5644.Comment_Ext.pdf
Quarkでのサポートは6からみたいですね。
http://japan.quark.com/service/desktop/support/techdb_for6/info053.html