近づくリリース。リジェクトされないことを祈りつつ
お客様より依頼のあったiPhoneアプリケーション開発が、目下佳境に入っています。精力的に開発に勤しんでいる毎日です。
アプリケーションが出来たら、即リリースということになるわけですが、App Storeの審査を通らない場合には、修正のうえ再提出ということになります(以下、審査を通らないと繰り返し)。
目下開発中のアプリケーションには、iPhone搭載のカメラを利用する機能が搭載されているのですが、これがカメラの一部の情報しか取得しないものの、プレビュー画像を保存する仕様になっています。
プレビュー画像を保存するものは、(いくら切手大の小さな画像でも)「カメラ」として使えてしまいます。
そして、このアプリはカメラの一部の情報しか取得しないので「シャッター音」が鳴らないのです。
開発側に「これはカメラではありませんよ~」という意図があったとしても、客観的に見て「カメラアプリ」と判断することが可能です。しかも、撮影が無音でできてしまうカメラアプリです。
AppStoreの審査担当から見れば、「盗撮にも使える不届きなアプリ」ということに。
電車の中で、つい女性の魅力にさからえず、この撮影時に音が出ないアプリを悪用して、あらぬアングルからの撮影を行ったことがテレビや新聞で報道された日には、Appleのブランド価値は失墜してしまいます。
なので、そういう危険性のあるアプリを審査で却下する可能性があることは、十分に認識しています。
AppStoreの審査で却下される危険性が高いため、お客様と相談のうえ、カメラからの取り込み時にわざと音を鳴らすことにしました。そして、撮影時にシャッター音ではなくアプリケーションの名前をつぶやかせてみよう、という話になりました。
とはいえ、レコーディングスタジオを借りてプロのナレーターさんにお願いするわけにもいかないので、デスクの自分の席で「ぼそぼそ」しゃべってMacBook Proの内蔵マイク(画面の上に付いているもの)で録音。
そのまま職場で録音したので、部署内の他のPCの放熱ファンの音が盛大に入ってしまいます。慌てずさわがず愛用の「Sound SOAP」でノイズリダクションを実施。
最後に、フリーの音声編集ツール「Audacity」で音声をモノラル化したあと、再生速度を速くするなどの編集を加えてみました。なんとなく、それっぽく聴こえます。
リリース後、電車の中でその音が聴こえたら感動モノですが……くれぐれも、悪用されないでほしいです。
「EPUB3の全貌、印刷と電子のハイブリッド出版サービスで出版に未来を!」
3月です。暦では春ですが、東京は冷たい雨となっています。
さて、昨晩、エクスイズム主催のセミナーに参加したので、簡単に報告、感想です。
「EPUB3の全貌、印刷と電子のハイブリッド出版サービスで出版に未来を!」
内容
1) EPUB3の概要を下川氏から1時間
2) アンテナハウスの新サービス、「汎用書籍編集・制作サービス」を1時間
という内容であった
1) EPUB3の概要
既に知られているように、縦書き、ルビが出来るようになるという情報。
縦書きなどは、オープンソースのWebKITを使用していて、今後各社これを用いた展開になっていく。アンドロイド対応もこれを使用する。
EPUBについて、文字中心ものだけではなく、コミック、マガジン、テキスト、ニュース、リファー(実用書)などのジャンルで調査研究をしている。
EPUB3で、HTML5(コンテンツの表現強化)、SVG、MathMLを文章本体で使用が可能になる。
2011年は板型デバイス元年となる。iPadの優位性は変わらない。
感想:
日本の現状ではEPUBの市場がないため弊社も含め模様眺めの状態。
EPUB3になり、表現力が出るため、引き続き、技術、市場をウォッチしていく。
2)アンテナハウスの新サービス、「汎用書籍編集・制作サービス」CAS-UB
Webのフォームからテキストを送信すると、クラウドで動作して、ワンソースでPDFとEPUBを作成するサービス。
ネットに接続し、現段階(アルファ版)の動作をさせた。
スタイルは、Wikiの形式でマーキングを行う。
画像はSVG化する。脚注、注釈、章番号、表番号などの自動生成が可能。
履歴管理も標準装備
感想:
このサービスもWebからWikiで入力が可能。Wikiによる入力は個人的には良いと思う。
ただし編集者、作家がWikiのマークアップをしていくことになるかは、制作物、編集者の対応などで受け入れられるかは、まだ疑問符がつく。
従来のフォームによるWeb入稿から、もう一歩汎用的な入力形態(wiki)の運用にはちょっと注目したい。
(wrriten by Kamata)
弊社ダウンロードツールサイトのご案内
弊社の無料ダウンロードサイトを12月に変更しております。
株式会社シーティーイー:ダウンロードからマニュアルやツール類をダウンロードできます。初回ダウンロード時は、ユーザ登録(お名前とメールアドレス)が必要となります。お手数ですがご利用ください。
12月は、ミニスクリプトを登録しました。Mac OS10.6でデスクトップアイコンが整頓されてしまうことがあります。アイコンの位置を記憶しておくスクリプトです。
よろしくお願いします。
弊社の「進行管理システム」社内運用開始!
弊社では仕事を社内に流す際、入稿表を作成しプリントアウト〜各工程の作業に流すということを行っています。
入稿表はファイルメーカーで随分昔に作成しました。ただし、入稿表に記入されたデータの活用などは上手くできず、いわゆるバケツ状態が長く続いていました。
これではイカン!ということで3年前より計画し、システムの再構築が開始されました。
いろいろな紆余曲折がありましたが、本年5月にシステム構築を行いました。
入稿物の状況把握、作業者単位の作業時間集計、商品単位の収支把握、台割作成などができるものです。Unixサーバで、PHP、MySQL、Flexで作った力作です。
ただ、現場への装着がなかなか思うように進みませんでした。当初一ケ月テスト運用としたのですが、各部門なかなか動かず。もう一ケ月テストを延ばしても利用率はあがりませんでした。社長判断で来年1月からはファイルメーカー使用禁止とし、ようやく営業部、DTP部とテスト運用に参加しはじめた次第です。
そして数ヶ月。数多くの人達が参加し「ここはこうだ、あーだ」と改善点を指摘しあい、リリースまでに最小限すべきことを決め大急ぎで対応。開発者も遅くまで残業し、本日休日出勤で切替作業を無事にすませたところです。
さあ、明日から本格運用開始です。
(wrriten by kamata)
ルビクラウドサービス 年末年始のお知らせ
TIBFにご来場ありがとうございました。
遅くなりましたが、先日開催されました東京国際ブックフェアーの
弊社ブース、デモステージへご来場頂きました方々ありがとうございました。
メインでご紹介となったのは、やはり電子書籍サービスのサンプルです。
2002年に弊社出版しました絵本「あのヒトが考えたこと」と
株式会社ワークスコーポレーションさんご協力の
「DTP&印刷スーパーしくみ辞典2010年度版」をiPadでご覧いただきました。
他にはこちらのこざくらラボBlogでも紹介しております
PDF比較検版サーバー「BeforeAfter」、自動ルビ振りサービス「ルビクラウド」、
InDesign CS〜CS3 プラグイン「オーバーフローチェッカー」など。
少々狭いブースではありましたが、四日間、開発部員全員で
開発商品のご紹介、チラシの配布をさせていただきました。
いろいろといたらない点もあったかと存じますが、反省と精進しつつ、
また次回開催時?もどうぞよろしくお願い致します。(U)
第17回東京国際ブックフェア-TIBF2010-に出展します!
東京は梅雨まっただ中、すっきりしないお天気に
ジメジメと蒸し暑い日々ですね。
突然ですが、2010年7月8日(木)〜11(日)
東京ビックサイトで開催されます、
東京国際ブックフェアに弊社も出展する事になりました。
http://www.bookfair.jp/index.html
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CTE予定スペース:
西ホール1 小間番号4-18
版元.COM様ブース内 1/8スペース
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出展内容は、iPhone、iPad 新規開発の発表、
ルビクラウド、BeforeAfter、オーバーフローチェッカー…など
会社や開発商品の紹介を予定しています。
また7月9日(金)15〜16時、ブース内ステージで
こざくらラボ部長Kが開発商品を中心にデモンストレーションいたします。
期間中は弊社開発商品を実際にご覧になったり案件のご相談等も承ります。
ご興味がある方、ぜひ足をお運びください。(U)
こざくらラボ twitter
こんにちは(U)です。1月も終わりですが、
「広報活動はどうしたんだ?」と注意されつつもなかなかできず…
ずいぶんごぶさたな投稿となってしまいました。
みかねた弊社社長、藤田が先日こざくらラボのtwitterを立ち上げました!
http://twitter.com/kozakuralab @kozakuralab
開発部の情報発信以外にも「DTPでこんなツールがあったらいいのに…」
というお困りなつぶやきをひろっていくスタンスだそうです。
よろしかったら、どんどんフォロー&リツイートください。
もちろんダイレクトメッセージもお待ちしております☆
iPhone発売の影響(こざくらラボ編)
先日、「iPhoneがソフトバンクから今年中に発売される」という発表がありました。そこで、こざくらラボの同僚に対して「iPhone発売にともない、キャリアを乗り換えるか?」聞いてみました。本来、日本全体の動向を見るのに必要なサンプル数は無作為抽出で1000〜2000ぐらいなので、日本市場全体の動向が見えるわけではありませんが、同僚がどう考えているのかは興味深いところです。 Continue reading »
VBAの復活
先日(5月14日)、マイクロソフトから発表があり、Mac用Officeの次期バージョンでVBAが復活することが明らかになりました。
「VBAで作成された自動処理の機構はAppleScript/Automatorに全面移行すべし」、という従来の方針が転換されたわけで……結局はユーザーの利益にかなう決断がなされた、と好意的に理解しています。各メディアの論調も、歓迎するものが多いように見受けられます。
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