スムーズな制作のためのデータづくり
いつも御愛読いただきありがとうございます。まだまだ寒い日が続くこの頃ですが、衣料品店には春物が並び、デパ地下にはチョコレートが並び、
売れ筋商品等は「大量に」生産されていますね。
今回は大量ページ物のデータ作成についてのお話をさせて頂きます。
「スムーズな制作のためのデータづくり」
今回は、DTPのデータ設計についてお話ししようと思います。DTPと一言でいっても、雑誌・書籍・カタログ……などなど、様々な分野があります。
私の所属するチームでは大量ページの書籍やカタログの制作が多いのですが、「同じ体裁」で「大量に」制作する場合、データの設計がとても重要になります。
例えば、段落スタイルなどのInDesign機能を使用せずに「同じ体裁」を繰り返し制作しようと思ったら、ひとつひとつに書体などを設定しなければならず、とても手間がかかります。また、複数人のオペレーターで制作する場合、微妙に違う仕上がりになってしまうかもしれません。労力をかけたいるのに質の悪いものが出来上がってしまいます。
そうならないための設計を最初の段階で時間をかけてつくる必要があります。ここで時間をかけておけけば、その後の作業の省力化やミスの軽減につながります。
・手動で体裁を整える作業を極力減らす・誰でも使用できるようシンプルなデータ設計にする・複数人で展開できるようデータのマニュアルを作成する
などを考え、次工程のオペレーターに負荷の少ないデータ制作を心がけています。
デザインはできているけど、どう大量に展開したら良いのか…そんなところからご相談いただければと思います。