基本をもう一度~カラー編~
[CTEメールマガジン 2016年4月15日号]
画像処理を日頃行なっている人からすれば当たり前のような知識も一度見返したり、知らない人により知識を深める事が出来ます。
そこで今回はカラーについて今一度、基本の振り返りをしていきたいと思います。
まずカラーモードには大きく分けてRGBとCMYKの2種類があります。
RGB=光のカラー理論(光の3原色)
CMYK=印刷インキのカラー理論
分け方はこのようになります。
RGBカラーは例えばTVやPC等の光源から人間の目が直接認知した光の色彩のことを表します。
R=レッド
G=グリーン
B=ブルーバイオレット
これら3色を元に色の強弱で表現しています。
色の数値に上限はありませんが、DTPでは混色を行ないやすくするために0~255でそれぞれを表しています。
また、RGBの場合3色を混ぜ合わせていくと白色に変化します。
CMYKカラーはRGBとは違い、インクや絵の具等の人口的に作られた色材の色を表します。
C=シアン
M=マゼンタ
Y=イエロー
K=黒
基本のCMYの3色を重ねて刷ることで色を再現します。
CMYの3色は混色していくとそれぞれの性質がなくなり黒色になります。
しかし、印刷でグレーや黒を再現する際に都度3色を混色していると手間やコストが掛かります。
更に混ぜ合わせた色のため、文字等に使用すると完全な黒ではなくグレーに近い色になり判読性も悪くなります。
そのため、別途ブラックカラーを使用し、合わせて4色で色の再現を行なっています。
詳しく説明すると長くなってしまうので、今回は簡略的に説明させてもらいました。
次回担当以降もこういった振り返りをしていきたいと思います。