ビジネス書の未来は?
妻が読んだビジネス書がなかなか面白かったとのことで、ぜひにとすすめられました。ふだんあなたが無意識にやっていることが整理されているから、読んだほうがいいというのです。
「勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践 」
という本です。書店で平積みになっているので、ご存じの方も多いかもしれません。
ちょっと厚めの本ですが、実は紙自体が厚めのためか、それほど内容過多という印象を受けませんでした。概念がきちんと理路整然と整理されており、なるほど、たしかに妻が面白がるのが分るような気がします。
本書では、人が生きていく上で必要な「考える力」を養うための方法論として、それらの力をさまざまなレベルとジャンルに区分けして解説していました。「フレームワーク」と世間で呼ばれる種類のものですが、別にかっこをつけて英語で言えば偉いというものでもなく、「枠組み」といえば済むものです。ただ、「枠組み」と日本語で言うと漠然としすぎるきらいがあるので、あえて「フレームワーク」という言葉を使うところに意義があるのでしょう。
ただし、
「自身の経験を伴わないフレームワークは、そのままではその人のために役立つことはない(少ない)」
ということもまた一面の真理であり、フレームワークについては、個人個人が経験し、学習していかなければ身につかず、知識として「そういうフレームワークがある」ということだけを知っていても、残念ながらあまり役立ちません。読んだら誰もがスーパービジネスマンになれる本、などというものがあったら大もうけできるはずですが……。
やがてこうしたビジネス書は、セミナーはもちろんのこと、ソーシャルネットワーク・サービスへの展開なども考えられているに違いありません。著者がどのように「ノウハウ系ビジネス」を展開していくのか、そちらのほうに興味をそそられた次第です。(N)
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