3月 30, 2012
kamata

InDesignの電子書籍化では正規表現スタイルは通常スタイルに置換し直す

3月末にしてようやく春を感じられるようになってきました。
こざくら商店街のコザクラも週末に開花の予感がします。

さて、弊社でもいろいろな電子書籍化を行っています。その中で、InDesignから電子書籍化をすることも多いのですが、正規表現スタイルが適用されている場合、文字スタイルに置換しなおす作業をしています。例えば、

佐藤 今晩は、本日は鈴木さんをお招きしました。
鈴木 こんばんは、よろしくお願いします…

のような対談で用いられるスタイルですが、人名スペースお話の内容…..の場合、
行頭からの最初のスペースを判定して前をゴシックに、後ろを明朝にするといいう、正規表現スタイルが適用されていたりします。

この場合、これらの箇所をテキスト化しても(HTML書出ししても)、
<p style=”段落スタイル”>佐藤 今晩は、本日は鈴木さんをお招きしました。</p>

のようになってしまいます。
人名がゴシックだよという情報は書き出されません。
この表現は段落スタイルに吸収されてしまっています。

折角の正規表現スタイルですが、電子書籍化には昔ながらの文字スタイル、段落スタイルで行ったほうが、抽出しやすいということです。
ですので、このケースでは正規表現スタイルを、段落スタイルは明朝にして、スペースの前半はゴシックの文字スタイルに検索置換する前処理が必要になってきます。
この作業は面倒ではありません。IDの検索置換は便利なので、こうした前処理も正規表現検索置換を使って簡単に済ますことができます。

Leave a comment