色(光)に関するお話 Part 4
みなさま、お疲れ様です。大澤です。
引き続きDTPエキスパートに関連したRGBのお話をしたいと思います。
前回は可視光の領域に対するRGBとCMYKインキの範囲の話と、AdobeRGBとsRGBの違いを簡単に説明しました。
その後も「AdobeRGB」とか「sRGB」などと色々ググっていたら、「ColorSync ユーティリティ」というものがヒットしました。
Macintoshに標準でバンドルされているアプリケーションです。
ユーザー/Macintosh HD/アプリケーション/ユーティリティ にあります。
さっそく開いてみましょう。
画面上部の「プロファイル」をクリックすると左の一覧に「AdobeRGB」や「sRGB」などが表示されます。
この一覧は「システム」と記載されているようにシステムにインストールされているプロファイルです。
上図のように「AdobeRGB」をクリックすると右側に、色空間の図が表示されます。
他のプロファイルもクリックするとそれぞれの空間に切り替わるので視覚的にも楽しめると思います。
さらにシステムの下の コンピュータ <- ディスプレイ に表示されているものは、私が使用しているデバイスたちです。
左「G225HQ」はacer製の外部ディスプレイ。
中「SONY TV」は我が家のテレビ、SONY BRAVIA 40インチ。大画面で写真閲覧など楽しんでいます。
右「カラーLCD」はMac Book Airの照準ディスプレイです。
「AdobeRGB」を基準に比較してみましょう。
色空間の図中の左上に小さな三角形があります。
ここをクリックすると下図のようなプルダウンメニューが表示されます。
「比較のために保留」を選択します。
すると表示濃度が薄くなります。
次に他のプロファイルを選択すると比較対象とした「AdobeRGB」が白枠として表示され、選択した色空間がそれぞれ表示されます。
左「sRGB」、右「CMYK」
左「G225HQ(外部ディスプレイ)」、中「SONY BRAVIA」、右「カラーLCD」
なぜか「G225HQ(外部ディスプレイ)」のR部がはみ出しています…。
さらにwebセーフカラーを選択すると下図のように表示されます。
時間に余裕があったら色の点の数が216個あるか数えてみましょう!w(※webセーフカラーは216色です)
ちなみに上図たちは白点から見たものです。
図中にカーソルを移動するとハンド型になるのでドラッグしてグリグリ回転させると立体的に見ることができます。
カラフルなルービックキューみたいですね…w