4月 12, 2012
admin

ブラウザの設定・・・侮れません!

先日、お客様のWebシステムに機能追加をしたところ、
特定のブラウザの一バージョンだけが一部、体裁が崩れる。
という困った現象が発生しまた。

以前から、IE7とかIE8とか、特定のブラウザにだけ動作に
不具合が出るとか、ブラウザやバージョンの違いには
苦労してきたのですが、
更に、弊社端末では出なくてお客様環境では発生する。
という状況も重なり、調査は難航。

おかげでリリースも止まり、スケジュールにも影響します。
開発側としては「環境的要因」ということで、対処したくなる
部分もあるのですが、理由が環境であれ、端末であれ、
アプリが正常に動かないことには解決にはなりません。

そんな折、今まで不具合が出ていた箇所と、平行して改修を
進めていた別の機能でも新たに体裁崩れが発生。
困ったな…と思いつつ、担当者の調査を待っていたわけですが、
不幸中の幸い?今回は別の機能でも不具合が出たことが
逆に解決の糸口に繋がりました。

体裁が崩れるというのは、結局のところ、ブラウザの設定で、
メニューからの設定がオンかオフか、それだけでした。
(この設定というのは「互換表示」というものです)
端末環境やデフォルト設定、ネットワーク状況等は会社様に
よって違いますので、出たり出なかったりというのもそれが
原因のようです。

解ってしまえば、なんだそれだけか…ですが、
ブラウザの設定やブラウザの種類によって、表示や動作が
違う部分が出てしまうと、原因特定するまでが結構大変。
やはりまずアプリの不具合か!?と疑ってしまいます。
しかも、不具合が出るとやはり不具合部分に目が行きがちです。

別の視点、視野を変えて…と、普段から気を付けてはいても、
実際、障害対応をしているとそれが中々難しく、
改めて、気を付けなくてはと思い直しました。

無事に不具合が解決出来て、無事にリリース、お客様、
ユーザー様にシステムを使って頂くことが出来て良かったと
思いながら、しかし、ブラウザの設定、侮れません・・・。

(shigi)

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