8月 18, 2009
fujita

ルビクラウド誕生物語~第4話~ 「徹夜がなくなった!」一言で商品化を決定!

出版系のDTP・印刷会社は、月の業務量のアンダーピーク曲線がどの会社もほとんど同じカーブになる。
プリプレス部門の下版日程がどうしても15~20日、または月末に重なってしまうのである。
これは、多くの月刊誌の発売日がバラけない限り、この重なりは印刷・DTP会社の宿命なのだ。
重なってしまったものは、どうしても「徹夜作業/深夜残業」で賄うしかないのがこれまでの現実であった――――。

ある日、私藤田のもとへ一つの報告が来た。
「るび振りツールのおかげで、とっても手間が省けました。繁忙期の徹夜作業が無くなりました!」

「えっ?」

…一瞬、頭が真っ白になった。
そして、全身から喜びがわき出てきた。

「やった、やったぞ鎌田さん!!」
鎌田も驚きの表情のあと、人の良さそうな笑顔を浮かべ、
「そうですか! よかった!!!」
と、二人で喜び合った。

すると、後ろから営業Hが一言。
「ふふふふふ・・・。 やはり便利でしょ。
商品化しましょうよ。『るび振りくまさん』として」

「・・・。」
私は再び脱力しかかったが、
「それは・・・、確かに良いことなのかも知れない・・・。
DTP・印刷業界で『イラレでのルビ振り』は長年本当に敬遠される作業だった。
そんな大変な作業を自動でできるとなれば、業界の徹夜を少しでも減らせるのではないか。
つまりこれは、社会貢献まではいかないかもしれないが、『業界貢献』にはなるのではないか?」

その後早速、「るび振りツール商品化会議」が開かれたことは言うまでもない―――。

(次回へ続く)

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