5月 23, 2008

プレゼン資料作成のノウハウ

「プレゼンのノウハウ」を語るというのは大それたことで、とても行えたものではありませんが……では、誰がいつそのノウハウを語るに足りるものなのか? そう自問自答した結果、総体としてのプレゼンのノウハウではなく、「資料作成」というごくごく一部分に焦点を当ててお話するなら許されるものと考え、いくつか書かせていただくことにしました(Mac OS X限定)。

まずは、画面のスナップショットでもなんでも、見栄えのするキレイなものを選ぶのが鉄則です。Excelの動作画面のスナップショットが入っている資料を見たのですが、なぜか不思議なほどに汚い…………フォントにMSゴシックが使われていたので、信じられないほどにアンバランスで汚いものでした。その方が逆にリアリティを表現できる場合もあるのでしょうが、とりあえずキレイなフォント(Mac OS X標準搭載のヒラギノとか)を指定してスナップショットを撮り直すところから始めるべきです。

 

画面のスナップショットを(Command-Shift-3とかCommand-Shift-4で)撮る場合にもノウハウがあります。スナップショットを撮るのにかならず液晶モニタ上で行うということです。ええ、そんなバカな?! と言われそうですが……CRTに表示を行う場合には、OS側で若干ボカシ処理を行って表示しているようで、フォントのスムージング設定をMac OS X上で行えますが、それ以上に全体的にボカシ処理を行っているようで……CRTではなく液晶画面に表示してスナップショットを撮ると、ボケずにはっきりとしたスナップショットが得られます

 

また、スナップショットを撮る際の画像フォーマットによっても色味が変わってくるので、プレゼン資料に貼り付ける画面のスナップショットを撮る場合には画像フォーマットをPDFに切り替えることが重要です。出力画像フォーマットをいろいろと切り替えてスナップショットを撮ってみると、驚くほど結果が異なります。JPEGだと黒がきつい感じで、PDFだと実物より明るめです。さらに、それをWebブラウザで見るのか、Keynoteの書類に貼付けて見るのか、プレビュー.appで表示させるかによっても色が変わってくるので、その点も考慮すべきでしょう。

 

Control-Command-Shift-4のショートカットで画面のスナップショットを撮ると、内容がクリップボードに入りますが、これで撮るとウィンドウの上隅が左右とも黒く塗りつぶされてしまいます。ごくごく取るに足らない部分ではあるものの、これを許せず……自分でプログラムを書いて、墨を白に塗りつぶすようにしたこともありました。ただ……クリップボード経由ではなく、かならずスナップショットをファイルに保存する(Shift-Command-4)ようにすれば、こんな苦労はしなくても済みます。

 

ほかにも、安易にホームページに掲載されている画像を使ったりせず、カメラで撮影するといった地味な苦労もしています。ありものの写真を使う場合にも、画像を切り抜いてみせたりといろいろ気を使います。そのうえで、プレゼンソフトは必ずKeynoteの最新版を使う……といったところでしょうか。(N)

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