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フォントを探して

仕事で「昔の原稿を使いたいけど、データが残っていない」という場合があります。そういう時は同じように作り直すのですが、書体(フォント)も出来るだけ以前と同じものを探します。
特徴的なデザイン書体は、どこのメーカーの何というフォントか覚えていることが多いのですが、「明朝体」と「ゴシック体」に関しては、数多ある「明朝体」と「ゴシック体」の中から“これ!”というものを探し出さなければなりません。
書体見本を食い入るように見て「これだ!」と思って原稿と重ねてみても、セリフ(うろこ)の形が違っていたり、はねが違っていたり…。自分の目に不甲斐なさを感じながら何とか探し出しています。

最近はiPhoneやiPadでプロ仕様のフォントが使えるアプリが開発されたり、人気アニメで使われた毛筆書体が期間限定で大幅割引されるなど、一般の方にもフォントに親しめる機会が増えてきました。
フォントメーカーによっては、メディアでのフォント使用事例を紹介したりしているようです。
確かに、アニメのオープニングやエンディングではフォントを使って凝った演出をしている事も多く、何という書体か気になってしまいます(…職業病でしょうか)。

フォントに興味を持ったら、そのフォントのコンセプトもチェックしてみてください。どんな特長を持って作られたフォントなのかが紹介されていて、より興味が深まります。
同じ明朝体やゴシック体のフォントでも、特徴が分かれば、次に書体を探す時は少しは迷わなくなるかも…と思うのですが、毎年リリースされる新しい書体に翻弄される日々です。

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■ CTEメルマガ編集部が選ぶ注目ニュース

2020年秋よりMORISAWA PASSPORTに「游明朝体」など字游工房の全46書体を追加
https://www.morisawa.co.jp/about/news/5076

クリエイティブ環境をもっと快適に、iPad向けフォントアプリ「DynaFont App」提供開始
https://www.dynacw.co.jp/news/news_detail.aspx?s=806

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■ 編集後記
テレビもですが、雑誌やコミックスなどで
見たことのないフォントを発見すると、
内容そっちのけでフォントを検索してしまいます。

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