印刷用語について
DTPのお仕事をしてからまだ2ヶ月程度…。慣れない用語や作業に翻弄されながらも、日々精進しております。
そんななか、用語や指示を調べながら作業をしている時に「なんとなく意味はわかるけど具体的にはわからない…」「調べてみたら由来が面白かった」というのがありましたので、個人的に気になって調べたものを5つほどピックアップしてみました。
ノンブル:本・冊子のページ数のこと
→フランス語のnombreが語源
ゲラ:途中工程で内容を確認するための紙面見本のこと
→英語のgalleyがなまってゲラになった
ヤレ:印刷で刷り損なった紙、損紙(そんし)のこと
→「破れ」が語源
ゲタ:印刷に使用される代替文字のこと(〓で表す)、伏せ字・下駄文字とも呼ばれる
→〓が下駄の足跡に見えることが由来
現在では、不明な文字を表すための記号として使われている
ルビ:振り仮名のこと
→宝石のルビーが語源
明治時代、新聞記事に使われていた振り仮名のサイズは7号活字(8級、5.25ポイント)
この活字にもっとも近いサイズ(5.5ポイント)をイギリスではルビーと呼んでいたことが由来
※ちなみに、イギリスでは活字の大きさごとに宝石名で呼ばれている
例)4.5ポイント→ダイヤモンド、5ポイント→パール、6.5ポイント→エメラルド
「用語や意味だけ覚える」よりも由来・語源なども関連づけると印象に残り、覚えやすいと思います。
他にもたくさん面白そうな語源・由来がありますので、気になったものを是非一度調べてみてください。
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■ 編集後記
青焼きや返し返しなど、マニアックな印刷用語も
ありましたので、そちらも気になる方がいたら
是非検索してみてください。