地震予測をより早く、より正確に
[CTEメールマガジン 2016年3月15日号]
このたびは、平成28年(2016年)熊本地震によって被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
弊社の地震予測サービスについて
さて、弊社では以前より「地震予測サービス」の事業を行っております。
「地震解析ラボ」という名称で、「地震予測システムの開発」および、配信サイト、アプリなどの開発を行っております。
電気通信大学名誉教授、日本地震予知学会会長の早川正士先生から理論的なレクチャーを受け、弊社で開発をした地震予測システムを用いまして、毎週2回(月・木)、以下の様な予測データの配信を行っています。
【予測情報の内容】
期間:1週間後を中心とした前後3~4日(1週間)
場所:地図上にて図示
規模:M5.0、M5.5、M6以上
どのくらい当たるのか?
我々の評価方法では「70%」の割合で的中しています。7割と言えば多いようですが、3割を外してしまっているのも事実です。
全国7箇所に観測点を置き、日々、上空の電磁波を観測することで予測をしています。
しかし、「上信越地方」「西日本」には、十分な観測点が不足しており、予測が難しい状況です。
このままでは、第三の中越(沖)地震や、南海トラフについて十分な情報提供が出来ない恐れがあります。(こちら、観測点を設置する場所をご提供下さる企業様、個人様を募集しています。ご連絡ください)
例えば今回の熊本地震では、「当たった」とも「外れた」とも言えない微妙な予測を出したことで、忸怩たる思いをしています。
今回の予測と結果
予測期間:4月8日~4月14日まで(的中。4/14に発生)
予測場所:日向灘は的中しましたが、熊本の中心地から僅かにズレていました(五分五分といったところ)
予測規模:M5.0と出してしまいました(不足。実際にはM6.4)
検証結果は、こちらからご覧頂けます。
http://bit.ly/1SuazcM
地震予測事業への思い
この地震予測サービスは、手弁当のボランティアから始めました。
3.11の後、春頃の新聞に早川先生のインタビュー記事が載りました。
分かっていたのに、伝える手段がなく残念な思いをされているという内容でした。それを見てすぐに「何かお手伝いできることはないですか?」と連絡をとりました。
そこからは、土日の休みを使い、コツコツと予測プログラムや、配信システムを作っていきました。完全に、採算度外視の手弁当です。
「あのような悲劇はもう繰り返したくない」、そういう思いが原動力でした。
当時は地震を予測すると口にすれば、「おかしな人」扱いでした。相手の目を見るといたたまれなくなりました。心が折れそうになったことも、一度や二度ではありません。
しかし、誰かがやらなければ、状況は変わりません。ずっと耐え続けてきたお陰で、ようやく眉唾扱いから、検証をしていただける土壌が出来てきたことを実感しています。
「今回、もしもM5.0でなくM6以上と出していたなら」
「もしも、日向灘だけでなく熊本市も入れていたなら」
・・・少しでも助かった方がいらしたかもしれません。悔やみきれません。
ご支援、ご協力のお願い
資金の無い中で行っている事業です。
ぜひ、皆様のご支援を賜ることができましたら、とても有難いです。
企業の皆様からのご支援も喉から手が出るほど欲しいですが、まずは、個人レベルで「スマホアプリの課金」によって研究を応援して頂けますと、大変に助かります。
収益は、「設備費」「研究費」などに使われます。何卒、よろしくお願い申し上げます。
また、「観測点設置場所のご提供」を常に募集しております。
- 山口県か岡山県に観測点があれば、九州の予測精度が上がります。
- 新潟県(佐渡の辺り)に観測点があれば、上信越地方の予測精度が上がります。
- 地中に観測機器を埋めることができれば、そこを中心とした半径80kmの直下型地震が事前に分かるようになります。
- その他の場所でも、精度向上に繋がる場合があります。
何卒、皆様のご協力、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
地震解析ラボ 価格 : 無料(有料版:月額600円) |
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