BeforeAfterを使っている
DTPオペレーター・検版作業者のホンネ、インタビュー!
BeforeAfterをまだ使ったことのない皆様。
デジタル検版ツールBeforeAfterのメリット・デメリットをざっくり知っていただければと思い、実際に毎日使用している社内オペレーターにヒアリングした内容に基づき、架空のインタビュー記事としました。
ぱっと見ふざけてますが(笑)、使用感に関する発言はあくまで事実です。
登場人物紹介
■インタビュアー
- ジコッチャ・イヤ代
- 印刷会社専門のコンサルタント。クライアントから事故防止ツールの調査を依頼され、BeforeAfterをDTP現場でフル活用している某社へ取材に来た。
■取材相手 某社制作チーム
- Aさん
- オペレーターのリーダー。
- Bさん
- 若手オペレーター教育担当。
- Cさん
- 写植時代からのベテランオペレーター。
- Dさん
- 検査担当。
BeforeAfterの使い勝手はいかがですか?
(こういうツールって、邪魔なうえに時間がかかって、ホントは残業が増えて大変なんでしょ…?)
使いやすいですね。特に、複数ページを一括で比較できるのが良いです。
新人君でも簡単に操作を覚えられるので、教えるほうもラクです。
BeforeとAfterでの差異部分が分かりやすい。人の目でみるよりラクです。
作成エラーの際でも、原因が表示されます。開発者の細やかな心配りが嬉しいです。
いやいや。そんなイイことばかり言って。ホントは使いたくないんでしょ?
ダメなところも教えてよ。
確かに重いデータの処理には時間がかかりますが、許容範囲です。
微妙な色調変化反応しないことなどはあります。ただし、差異表出の基準を変更すれば問題ないです。
フォルダを作ったり、名前をつけるのが面倒に感じる時がありますね。
BeforeAfterがなかった頃と比べ、良くなったことはありますか?
(無いに決まってるだよ)
訂正箇所以外の変化に気付きやすくなりましたね。作業後のチェックの負担が軽くなった。
オペレーターがどこまで確認しているかが分かるので、検版の負担も減ったよ。
細かい文字化けはどうしても目で発見しにくいんです。BeforeAfterをかけると、文字化けが明確にわかります。
単純に、修正漏れが減りました。私、ミスが多いほうだったんですけど、ミスに気づくようになったら仕事が楽しくなってきて(笑)
意外と見逃しがちなのが画像の差し替え。データ上でみるだけでなくBeforeAfterの反応でも確認できる。
まとめると、そこはかとない不安がなくなったのが良くなったことですね!
実際に事故を未然に防げたことはありますか?
(ホントは防げてないんだろ?)
画像加工のし忘れを未然に防げた。忘れたままだったらえらいことになってました。
修正したつもりが、実は似て非なる箇所だった!BeforeAfterが無かったら、気づかずそのまま納品してました。
知らず知らず、オブジェクトを移動していたことに気付いた時はゾッとしたよ。ページの背景デザインや飾り罫などは、下版時の修正で動かしてしまう時もあるよね。
あ、作業環境の違いで字詰めが変わってしまった部分に気付けたときはホッとしたね。
(何だよ、大絶賛じゃないか…)
改善してほしいことや、実装してほしい機能などありますか?
重いデータを投げると、なかなかアップしてくれないです。
色調反応しない、逆に反応し過ぎのときがある。調整すれば良いだけなんですけどね。。。
画像専門のBeforeAfterがほしいですね。psdなどの保存形式や「肌なめらかに」など細かい変化に反応するもの。
epsでの比較もできたら便利かなと。
サイズが違うドキュメントに対して、センター合わせで比較できたら良いです。